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何にアンテナを張るかで、何が見えるかが変わる

ダイナミックヒューマンキャピタル株式会社 代表取締役 中村文子
外資系企業でのビジネス経験を活かし、「成果を出す」人材育成・組織開発を行う。 専門はトレーナー養成、ビジネスコミュニケーション。

こんにちは。「外資系に学ぶ成功する仕事術」の中村文子です。 今回は「〜がない」という発想について考えてみましょう。

「他業界ではどういう動きがあるのか、どんなことがトレンドなのか、情報がない」 「あんな仕事をしてみたいけど、チャンスがない」 「もっといい環境で働きたいと思っているけど、どうすればいいかわからない」 などという言葉を口にしていませんか?

一例ですが、犬を飼っている人、好きなブランドがある人に質問です。 犬を飼い始めてから、愛犬の犬種をよく見かける気がしませんか? 「この犬って、結構飼っている人、多いんだ」。

好きなブランドがあって、最近そのブランドのバッグか洋服を買ったとします。 どんなに人ごみの中でも、その同じバッグや洋服を身につけている人がいたら、目に付きませんか?

ある日突然、そういった人が街中に増えたわけではありませんよね。 あなたの視線、あなたの意識がそこに向いたから目に入るようになっただけのことです。

つまり、意識して本気で探しているモノは気がつくのですが、そうでないと、 視界には入っても、認識されない、ということです。

先ほどの例を言い換えると、「情報がない、というのは、真剣に情報を手に入れようとしていないから」 「チャンスがない、のは、チャンスを本気で探していないから」ということになります。

「What you find is what you look for!」。つまり、見つけることができるのは、真剣に探しているモノだけです。

探すものを変え、探し方も変えましょう。

競合がどんどん競争力を強めているのに自社は何も変化していない…。 顧客・消費者の嗜好が変化しているのに、製品やサービスが変化に対応していない…。

世の中はどんどん変化しているのに、 その変化を「探していない」つまり見ているのに認識していないケースがとても多いのではないでしょうか。

常に自分がアンテナを張っていることが、「上司との関係」「いかに効率よく業務をこなすか」 「苦手なあの人の行動」という状態では、大局的な動きを見逃します。

人の長所ではなく、短所ばかりを探していたら、「だめな人」にしか見えませんが、 意識して長所を探したら、必ずいいところはあるものです。

自分が張っているアンテナの対象を変えてみると、世の中が違って見えるかもしれません。 本当に欲しいと思って探せば、必ず見つかります。

今回のポイント

探しているものしか見つからない。
本気で欲しいものは本気で探しましょう。

■全3回の執筆を終えて・・・
3回にわたりお読みいただいてありがとうございました。
皆様のご活躍をお祈りしています!
(中村 文子)
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