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「自己投資」基本のキ

人気メルマガ「【全力マネージャー】マネジメント1000本ノック」筆者:俣野成敏
1971年北九州市門司港生まれ。東証一部上場企業でサラリーマンとして勤務しつつ、悶々とした日々を過ごす。海外赴任中に社内起業制度が設立され、背水の陣でベンチャーを創業。約2年で功績が認められ、事業は独立法人化。そのまま関連約100数社の現役最年少の役員に就任。事業8年目を迎える来年度には、年商10億円を視野に入れて着実に積み上げる。

まぐまぐの配信スタンドで『【全力マネージャー】マネジメント1000本ノック』というメルマガを発行している俣野成敏です。5週間にわたって連載している「ビジネス発想術」のコーナーでは、読者の皆さんがビジネスパーソンとしての市場価値を高めるためのヒントをお届けしています。本日第4回目のテーマは、「自己投資」です。

投資とは、利益を得る目的で、その将来を見込んで金銭や力をつぎ込むことである。人間の頭脳があらゆる投資判断の源泉になっていることを考えると、結局のところ「自己投資が、一番利回りが良い」ということになる。

自己投資で大切なのが「得られるものを期待」する前に、「どれだけ自分のお金や時間を費やすか?」ということを考えることである。なぜならば「何かを求めれば必ず差し出すものもある」というトレードオフの視点がなければ、効率的な投資ができないのは、自己投資の場合も同じだからである。

自己投資始めるにあたっては、多くの場合「お金」にばかり意識がいってしまうが、まずは「時間をどう使うか?」を考えて欲しい。これは「勉強にあてる時間」ということだけではなく、むしろ「どんな人達と時間を共有するか?」ということである。

なぜならば、スポーツでもビジネスでも、その集団の下位にいる者はおのずと成長するものであるからだ。なぜか?それは、どんな世界でもそうだが、複数の人間が集まれば、下位にいる人間は上位の人間の考え方や振る舞いなどに、自然と影響を受けるものだからである。

つまり、自分が母集団の下位になる環境が成長機会ということになる。究極的には、どういう組織に身を置いているのかという枠を越えて、どういう考え方の属性に身を置いているかということが、とても大切になってくる。

収入と自己投資は比例する傾向にある。「これだけの余裕があるから、このくらい使う」という発想では、いつまで経っても人に差を付けるほどの成長を得ることはできない。

自己投資を考えるのであれば、どんな本を買うか、どんなセミナーに参加するかということよりも先に、自分がどのような集団に属するかという視点を是非もって欲しい。

結局のところ、そのための費用は、自分を成長させてくれる空間に対する入場券のようなものだ。

今回のポイント

自己投資の基本は、時間をどう使うかである。
「どんな人達と時間を共有するか?」という視点が大切だ

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