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マネージャーになる心構え

人気メルマガ「【全力マネージャー】マネジメント1000本ノック」筆者:俣野成敏
1971年北九州市門司港生まれ。東証一部上場企業でサラリーマンとして勤務しつつ、悶々とした日々を過ごす。海外赴任中に社内起業制度が設立され、背水の陣でベンチャーを創業。約2年で功績が認められ、事業は独立法人化。そのまま関連約100数社の現役最年少の役員に就任。事業8年目を迎える来年度には、年商10億円を視野に入れて着実に積み上げる。

まぐまぐの配信スタンドで『【全力マネージャー】マネジメント1000本ノック』というメルマガを発行している俣野成敏です。5週間にわたって連載している「ビジネス発想術」のコーナーでは、読者の皆さんがビジネスパーソンとしての市場価値を高めるためのヒントをお届けしています。本日第3回目のテーマは、「マネージャーになる心構え」です。

組織の構成員の1人であるうちは、どうしても上司の指示や伝達を漫然と受け取るだけに終ってしまいがちになる。受動的な立場にいながらにして、能動的な思考を鍛錬するということは、そもそもハードルが高い。

しかし、ハードルが高いとはいえ、受けた指示を評論しているだけでは、進歩がないのも事実である。

また、そのような姿勢を続けていると、構成員の1人という立場から、マネジメントという世界に足を踏み入れた後も、その頃のクセが抜けず、判断を他に求めるような振る舞い続けてしまうことになる。自分で判断をしたことがないからだ。

トップマネジメントに近い立場で指揮する機会が増えていくにつれて、必然的にひとり判断で決断をせざるを得ない場面はどうしても増えてくる。最終ジャッジは孤独の世界にあるのだ。

では、マネージャーになるために、さらには、マネージャーとして成果を挙げ続けるためには、構成員の1人である現時点で、どういった心がけが必要になるのだろうか?それは、自己問答を癖付けすることである。

「自分が上司の立場なら、こういう場合はどう判断するだろうか?」
「自分が上司の立場なら、こういう場合はどのように伝えるだろうか?」

上司に答えを求めるのではなく「自分が上司の立場なら」と、自らに問いを求める姿勢を持つことが必要なのである。そうすることで、意識的に今の環境や立場でもできる「マネージャーとしての経験」を積むことができるのである。

目指している自分の姿が、すでに今の自分であるかのように振る舞おうとすることは、とても大切なのだ。

今回のポイント

意識的に今の環境や立場でもできる
「マネージャーとしての経験」を積むこと

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