料理をしよう
こんにちは。ドリームナビゲーターの山本浩士(ひろし)です。連載4回目のテーマは「料理をしよう」です。あなたは料理をしますか?食べ物のことだけでなく、仕事も料理だ!と考えてみてください。では、調理開始です。
私は料理が好きです。もちろん食べるのも好きです。フードコーディネータや食品衛生責任者の資格も取得してしまいました。好きなことを勉強するのは苦にならないものですよね。
さて、料理をするには準備が必要です。何を作るか考え、必要な材料を揃えます。ときには冷蔵庫にある材料から作れるものを考えたりもしますよね。いずれにせよ、何を作るかを決めてその完成を目指して買い物をしたり調理を進めていきます。
料理では段取りの良さが仕上がりを左右します。下ごしらえや下ゆでを同時に進めたりと好ましい順序があるものなのです。必要なときに必要な材料の準備ができていないとそこで止まってしまうばかりではなく、美味しさにも関係してくるのです。だからといってあまり早く準備しすぎると味が落ちてしまったりもするので、タイミングのさじ加減が大切なのです。
実はこの料理の過程は、会社の仕事でも同じなのです。仕事には目的があるはずです。これが完成させたい料理になります。そしてその目的を達成するために必要な準備をします。資料が必要だったり、経費や決裁の申請が必要かもしれません。または何か研修を受ける必要があるかもしれません。
このような準備をした後に目標に向かって進んでいくわけですが、仕事でもやはりタイミングが大切です。このタイミングでこれが必要、という条件があると思います。それが整っていないとそこで流れが止まってしまうのです。全く料理と同じですよね。そして終了した仕事の評価も料理と同じです。上手くいったかどうかは、美味しかったかどうかと同じことです。
「私の仕事は言われたことをするだけだから」という方もいらっしゃることでしょう。でも、その立場に甘んじていたら自己の成長は残念ながらありません。それはとてもつまらないことなのです。なぜなら、あなたが持っているその貴重な頭脳を埋もれさせてしまっているからです。まずはそのことに気づかなくてはなりません。
例えば売り上げの向上が期待されたり、職場環境が改善したりするプランを自ら立案し提案する姿勢こそが、自分自身の価値を向上させることにつながっていくのです。少し周りを見渡せば、このような改善ネタは必ずあるでしょう。あながた今までにそのようなことを思ったことも一度や二度ではないはずです。
その時点であなたは材料を持っているのです。しかし材料が材料のままで終わっていた方も多いのではないでしょうか?言うまでもないと思いますが、材料は調理しないと料理にならないのです。
今まで眠らせていたその材料を今こそ活かしてみましょう。あなたはどのような料理を作りたいですか?そしてどのように進めていきましょうか?調理方法を考えるのは楽しいものです。そして必ずや実行に移してください。絵に描いた餅で終わらせないために。さあ、美味しい料理を作ってみませんか?