相手の立場に立つ
インターネットビジネスの起業塾、失恋のカウンセリングなどを運営。
著書に「失恋に効く魔法のことば」(講談社)。anan など雑誌掲載多数。
殿堂入りメルマガ「考える力をつける」を4年に渡り執筆。読者約3万人の人気メルマガに。
ビジネスというのは、結局、人の気持ちを考え続けることだと思うのです。
まずはお客さんのことを考えること。
・どうすれば喜んでもらえるのか?
・どうすれば満足してもらえるのか?
・どうすれば買ってもらえるのか?
・どうすればより高いお金を払ってもらえるのか?
これができなければ、売上が上がりませんよね。
「競合の立場」に立つこと。
競合を知り、競合の立場に立つからこそ、自社の取るべき戦略が見えてきます。
社内でも、
「上司の立場」にたつこと。
これで、視野が広がり、目先の仕事ではなく、より俯瞰(ふかん)した大きな視点で仕事を進めることができます。
また、直近の上司ではなく、社長の立場に立てばこそ、今、目の前の仕事が社内全体にとってどういう意味があるのかが分かってきますね。仕事への取り組み方も変わってくるはずです。
「部下の立場」に立つこと。
部下の立場に立てばこそ、本気で怒ったり、注意したりすることができます。遠慮した関係では、相手の成長を本当に願っているいるとは言えません。
いわゆる3C(顧客:Customer 自社:Company 競合:Competitor )を良く知るということに繋がります。仕事がうまく循環しなくなるのは、このどこかの関係がうまくいかないからに他なりません。
特に最近の問題では、偽装問題などで顧客をないがしろにしたり、また、従業員(自社)の気持ちを考えず(賃金未払いなど)、経営がうまく行っていない会社が多いですね。
こう考えると、相手の気持ちを考えるということは、言うことは簡単ですが、実は実践するのはとても難しいことなのです。
従って、普段から相手の気持ちに立てないのに、仕事で相手の気持ちに立つことはできません。
恋人や家族の気持ちが考えられずに、仕事でだけ相手の立場に立つことができるでしょうか?
優秀なビジネスマンは、プライベートでも優秀です。
仕事が忙しいから、プライベートは…。では、言い訳ですし、自分のキャパシティが狭いことを自ら露呈しているに過ぎません。
結局、生きるということは、相手の立場を考え続けることなのかなと感じます。
仕事はもちろん、恋愛でも、結婚でも、子育てでも、すべて相手の気持ちを考えることに通じます。
昔ながらの『言わなくてもわかるだろ?』的な発想ではなく、相手は何を求めて、何を欲しているのかを、あと二段階くらい深く踏み込んで考える癖をつけましょう。
これは、とっても面倒なことですし、エネルギーを使いますが、これができるようになれば、ビジネスシーンでも、私生活でも、より多くの成功を手に入れられるでしょう。
『相手の立場に立つ』
言い古された言葉ですが、簡単にできることではありません。この機会に、もう一度、あなたの周りにいる人の立場に立って考えてみて下さい。
本当に、相手の立場に立てている人なんていないのですからね。
ビジネスを通して、相手の立場を考え続ける修行を続けましょう。
真に相手の立場に立つことができれば、ビジネスだけではなく、
人生の成功者になれる。
もう一度、自分にかかわる人の気持ちを考えてみよう。
これからの時代、もう会社に頼って生きていく時代ではありません。会社員であっても、『自分の力で生きていくんだ!』という強いビジネスマインドが必要とされます。
会社に飼いならされた犬ではなく、一匹狼のような気持ちで仕事に取り組めれば、あなたの市場価値はグッと上がることでしょう。