インフルエンサーに愛されよ
こんにちは。「まぐまぐ」さんを利用させていただき、『コーチングでビジネスを10倍楽しくする方法』という、読者数3万2千部のメルマガを執筆している安村明史(やすむらめいし)と申します。
今回から数回にわたって、ビジネスパーソンとして市場価値を高めるための秘訣、ヒントをお伝えしていきます。今日は、他人に可愛がられる人物になるということについて。
市場価値の高い人には必ず、その人物を推薦してくれるインフルエンサーの存在があります。インフルエンサーとは、その人の価値を高く評価し、口コミで宣伝してくれる人のことです。つまり、「あいつはいいぞ」、「あいつの商品はいいぞ」とタダで応援してくれる人。
私は以前、口コミは皆の勝手なおしゃべりのように広めてくれるものなので、自分の力では無理だと決め込んでいました。だから自分はただひたすら良いものを作って売っていれば、いつか自然に自分と商品が広まっていくと勝手に想像していたのです(世の中に甘えていました)。
ところが5年ほど前、私があるアパレル問屋を経営する社長に会ったとき、こんなことがありました。その社長とは、お会いしてまだ日が浅かったのですが、面談する度にその社長は自分の仕事の話よりも、他から営業に来ている靴メーカー販社のAさんのことばかりを熱心に話すのです。
さらに、「いやー、この靴は、とても私には履き心地が良いんでね、毎日履いてるよ。家族にも何足も買ってやった」とそのAさんの会社の靴がいかに素晴らしいかをとうとうと語ってくれ、自分が履いているAさん社製の靴を脱いで見せてくれさえしました。
お話を伺うと、この社長が以前、関連会社の手形決済の問題でアタマを抱えた際、赤字、最悪は倒産もやむなしという深刻な話をAさんにしてしまったのだそうです。
するとそれを聞いたAさんは、その社長の会社のために、わざわざ神社にお参りに行き、社長の会社が救われるように、祈祷し、お守りまでもらって来てくれたのだそうです。
これには、社長も大感激し、Aさんのとりこになってしまったったようなのです。Aさんは、社長との直接の関連はほとんどない他社のサラリーマンです。ですから普通はそこまではしませんよね。一瞬、ごますりにもほどがある、と私はAさんに対して思ったのですが、その後、実際に会う機会に恵まれた時、「この人は、ごますりが出来るような人ではない」と感じました。本気で、社長のことを考えての自然な行動だったようです。
これは実は、マーケティングの基本法則の1つである、「商品を愛するな、顧客に恋せよ」にピタリとあてはまる話です。
とにかく、社長はAさんのインフルエンサーとなって、彼の売る靴を皆に宣伝してくれる存在、Aさんの販売マンになってしまったのです。
では、この「商品を愛するな、顧客に恋せよ」によって、何故インフルエンサーが生まれるのか?またさらに次回も、あなたの市場価値を上げるために、秘訣、ヒントを語ります。ご期待下さい。
市場価値の高い人物には必ずインフルエンサーがおり、
インフルエンサーに可愛がられている。
市場価値の高い人物は、自分の価値を知っている。あなたは、自分の性格タイプが持つ、本当の価値を知っていますか?己を知り、他者を知る幹部リーダー3万2千人が読んでいます。今すぐ購読。無料で性格タイプ・価値診断をします。