たくさん売る人、ちっとも売れない人!
前回は、コンピテンシーの根幹成す心の知能指数(EQ)や、感情コンピテンシーによって、
相手から「よい反応」や「共感と支持」を得られることついて解説しました。
今回は、「ちっとも売れない人」が「たくさん売る人」になるための秘訣を解説します。
【たくさん売る人、ちっとも売れない人】
販売員でも営業マンでもたくさん売る人とちっとも売れない人がいるでしょう。
たくさん売る人はお客を惹き付けます。第一印象がよく親密性が湧き、
商品のよい点や特徴を上手に分かりやすくプレゼンテーションしています。
売りたいという気持ちよりも「分かりやすく伝える」
ことに重点を置いているから結果としてたくさん売れるのではないでしょうか。
では、「ちっとも売れない人」が「たくさん売る人」
になるために何をすれば良いのでしょうか?
【仕事のできる人の行動特性をベンチマークする】
企業の経営管理手法にベンチマークという手法があります。
より優れた具体的な事例を分析することによって自社のビジネス業務の問題点を発見し、
ベスト企業の業務と継続的に比較しながら業務効率を改善するというものです。
ベンチマークを取り入れた多くの企業が成長を自分のものにしてきました。
そして、この手法を自分自身にも応用させるのです。
【ベンチマークでコンピテンシーを磨く】
あなたの身の回りには、自分より「たくさん売る人」がいると思います。
その人がどんな行動特性を持っているか、行動能力をどのようにして磨いているか、
それをよく観察してベンチマークすることが大切です。
あなたも高業績者の行動特性そのもの、
あるいはその行動特性をアレンジして自分のものにして実践すればよいのです。
そうすることによって仕事のできるプロビジネスマンに生まれ変われるのです。
「最高に学ぶ」、「学んだことを改善する」、「自身がベストになる」
という意識を持って人に接し、仕事に活かしていってほしいと思います。