量質転化の法則
有限会社ロジカル・コミュニケーション 取締役社長 有賀正彦
経営コンサルタント(気づきプロデューサー)として活躍。
コンサルティング、マネジメント監査はすでに800社を超え、
中小企業、FCチェーンの管理職教育、経営改善指導には定評がある。
専門分野は、業務改善、エコアクション21、ロジカルシンキング。
みなさん、こんにちは!「自分を変える“気づき”ロジカルシンキングのススメ」というメルマガを執筆・
発行している気づきプロデューサーの有賀と申します。3回目の今回は「量質転化」について。
上達論を勉強したことのある人なら誰もが知っている法則があります。それは「量質転化の法則」です。
これは、ある一定量を積み重ねることで、質的な変化を起こす現象を指しています。ものごとの質を変えたかったら、
量をこなすことが大事、という意味です。
つまり、上手くなりたければ「質が変化するまで量をこなす」ことが必要で、本質が変化しない段階で量をこなすことを止めてしまうと、
すぐにもとに戻ってしまうのです。
しかし、仕事でもスポーツでも、指導者と呼ばれる人で「自然と出来るようになりなさい」「意識過剰になりすぎるのはよくない」
「気合入れて練習を積めば無意識でできるようなる」などという人がいますが、「上達の過程」ではこれは間違いです。
上達の過程において「意識せずに、無心で、自然と」はまず無理なのです。
自動車の運転を例にとれば、免許を取得するまでが「上達の過程」と位置づけると、
「ブレーキはこれ、アクセルはこれ、踏切が見えたら減速、前方6割後方4割の車の動きを見る、
横断歩道は歩行者に注意する…」など、交通法規から運転の基本動作まで、
教わったことを頭の中でフル回転させて練習します。
つまり無心ではなく、意識的に有心で技を使い続ける(練習し続ける)必要があるのです。
強烈なまでに意識的に練習を続けることで、あるときから無意識で技が使えるようになるのです。
したがって、上達の過程から「自然に、無心でやりなさい」と指導されて実施しても、「まともな技を創ること」はできません。
「無意識に技が使える」ために
「強烈なまでに意識的に練習を続ける」必要がある。
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