「どうしたいのか」を、まずは言い切ってみる。
「自分の市場価値を高めたい」と思っている人は多いでしょう。
しかし、同時に、「今さら、語学スクールに通うのはちょっと恥ずかしいし」
「ビジネススクールとなるといろいろ大変だし」「資格の勉強はしたいけれど、
夏休みをつぶしてまではねえ」という人も多いのではないでしょうか?
こういう人は、結局は、何もやりません。きっと、半年後も同じことを言っているでしょう。
いつも、理想は描くものの、その手前の壁が越えられずにいるのです。
この壁を越えるには、「どうしたいのか」をはっきりと言い切ることが必要です。
言い切らないことには、乗り越えるエネルギーが湧いてこないのです。
しかし、多くの人は、この「言い切り」ができません。
「自分の市場価値を高めたいのだけれど…」というのは、言い切っていないのです。
言い切るとは、「自分の市場価値を高めたい。だから、覚悟を決めて、
そのために必要なことはどんなことでもやる!」なのです。
言い切れない人は、「都合のいい方法があればやってもよい」
と言っているに過ぎないのです。「条件つき」なのです。
自分に都合のいい条件が揃わなければ仕事ができないようでは、
有用な仕事はできません。雨だからといって休む人には、仕事は任せられないのです。
「覚悟」とは、自分の都合を言うのをやめ、勝手な条件をはずすことです。
そこに、道が開けるのです。
しかし、現実は、この「覚悟」を決めないまま、いろんなことを始める人がいっぱいいます。
確かに、努力もするし熱意もあります。それなりに一所懸命です。
でも、たいていは、自分にとって都合が悪くなった時点でやめてしまうことになり、その努力は、実を結ばないのです。
あなたは、ほんとうは「どうしたいのですか?」。一度、勇気を出して、
言い切ってみてください。