明日の仕事にきく。読めば俄然やる気になる ビジネスキーパーソンwebインタビュー

株式会社サンセイランディック
代表取締役
松崎隆司

●松崎隆司(まつざき・たかし)株式会社サンセイランディック代表取締役。1970年生まれ。人に喜んでもらえる仕事がしたいと、完全な不動産業界素人であったが、1993年同社に入社。その後、常に目標を掲げ、それを達成するために考えたことだけを真っ直ぐにやり続けた結果、10年目にして代表取締役に就任

第57回

ダイヤの原石はどこにでもある。
不動産業界に新たな切り口を

サンセイランディックのビジネスモデル
創業30年を超えた今でもまるでベンチャー企業のような勢いを感じさせる成長度ですが、その背景にはどのような強みが?

松崎社長:まず言えるのは、他の会社がやらないビジネスをやっているという点でしょうね。厳密に言うと、どこの会社でもやってはいるけれども、とてもメイン事業としては取り入れていない部分。または取り入れられない部分。当社ではそこをメインに展開しているんです。「底地」と呼ばれる、簡単に言うと権利調整が困難で、一般的に価値が低く見られる土地があるんですが、当社ではそこの権利調整を行い、価値を高めるということをやっています。

なるほど。何故そこに目をつけられたのですか?

松崎社長: それは、先代の時代に遡る話なんですが、要は、誰もやらない、できないことをする。この単純な発想の転換ですよね。

今後もその路線で勝負していくと。

松崎社長:確かに、この路線を捨てることは一切考えていません。ただ、もっともっとトータルにお客様のためになるようなことがしたいんですよ。今は、サンセイランディックを中心に、サンセイグループとして、仕入れ、管理、建築、全てを請け負える組織を作り、強化を図っているところです。近年は不動産業界は好景気と言われています。しかし、私たちの目指すところは景気に左右されず、全国から上がる不動産に関する全てのお悩みの声にお応えできる。そんな組織なんです。

大きいですね!

松崎社長:着実に実現に近づいていってますよ(笑)。

松崎流、会社の在り方
中途入社から社長まで登りつめた松崎社長ですが、社員の皆さんにはどうあって欲しいですか?

松崎社長:そうですね、どうあって欲しいというのは特にないんですが(笑)。自由に、枠にとらわれることなくオリジナルのやり方を見つけてやってくれれば満足ですよ。ただ、何となく仕事をするのではなくて、常にどこかに目標を据えて、達成のために動いてくれればいいと思っています。それが、「何人のお客様を喜ばせる」でも、「何歳までにいくら稼ぐ!」でも、「独立する」「サンセイランディックの社長になる」何でも構いません。私は社長として、全力でバックアップを行います。

社員の方にとっての通過点でも良いと?

松崎社長:もちろんです。そのためにも、当社では社内での部門分けをせず、社員は仕入れから売却まで、一貫して携わるというシステムをとっています。不動産のプロになってもらうために。当然、社員研修にも力も、お金もかけていますしね(笑)。

ありがとうございます。では最後に読者の皆さんに一言お願いします。

松崎社長:偉そうなことは言えませんが、夢を持って走って欲しいです。何だって、想い込みから始まったりするじゃないですか(笑)。今の僕の夢は、不動産で少しでもお困りの方がいたときに、「サンセイグループに頼めば何とかなる」と言われる会社に育てること。また、社員には、「サンセイグループにいて本当に良かった」と思われるような会社にすること。絶対に実現させますよ!