明日の仕事にきく。読めば俄然やる気になる ビジネスキーパーソンwebインタビュー

株式会社ハートソフト社長
高庄浩一
●高庄浩一(たかしょう・こういち)株式会社ハートソフト代表取締役。1963年生まれ。高校卒業後、工業大学に入学するも中退。その後専門学校に入学し、卒業後某ソフトウエア会社に入社。4年間の勤務、1年間の個人での活動を経て、気の合う仲間と「上司の指示ではなく、自分自身の能力で道を開くことができる会社」をテーマに会社設立。その後、数社の取締役を兼務し、ハートソフト設立。2005年に同社代表取締役就任。
第43回

エンジニアにとって大切なことは
常に最新の技術開発に携わること

経営の課題としているのは、「人が育つ環境を用意すること」
率直にエンジニアにとって育つ環境とはどのような環境ですか。

高庄社長:エンジニアが成長できる環境において最も重要なのは仕事です。

やりがいがあり、新しいことを学べる仕事に携わることです。ですから私はそのような仕事を確保する為にお客様からの信頼を裏切らない仕事をするということを以前から大切にしています。

魅力的な仕事をお客様から頂けるということは社員が携わりたいと考える案件の選択肢が増えるということです。そして手を挙げた社員にその案件を任せることで社員は意識高く仕事に取り組みますので通常以上のスキルアップが期待できるということです。

ただし、その環境(チャンス)を活かすのは、その仕事を任された社員(エンジニア)次第ですが。

なるほど。では自律型の人間であることが求められるわけですね。

高庄社長:そのとおりです。当社の特徴でもある「全員参加型経営」とは、ビジネスマインドや経営視点の育成だけではなく、それ以前の課題として一人称で仕事が出来るか、自ら考え行動することができる。自律形の人材になることを目的としています。

自分が納得できるかどうかは、全て自分の行動で決まります。きっかけを与えることは出来ますが、それに頼るだけでなく、自ら新たな環境を創造できるかが勝負です。

エンジニアにとって働きやすい環境とは、自己実現するための環境があるかだと思います。ハートソフトではその環境を提供できると考えています。

言われたとおりではなく、お客様と共に、より良い結果を出す提案ができるか
ハートソフト社が機密性の高い高度な案件を任せてもらえる理由とは。

高庄社長:まず、私共が大切にしていることはマネージメント(品質管理)の徹底です。

お客様からの要求を実現するのは当たり前、品質の良し悪しがマネージメントの重要なポイントであり、信頼関係を構築・維持する為には必要・不可欠です。

さらに挙げるとすれば、 プロジェクトに対するスタンスでしょうか。お客様に言われたとおりではなく、お客様と共により良い結果を出す為の提案をするということです。

受注・発注の関係で仕事を割り切るのではなく、プロジェクトを成功させる為にすべきことを行う。そういった部分がお客様の信頼を生み高度な案件を任せて頂いているのだと思います。

では最後に今後ハートソフト社が求める人物像を教えて頂けますか。

高庄社長:当社では上流工程の案件も多く、一括で請け負うので、扱う領域が広いことが特徴です。

プログラミングのみを行っていた方でもPL、PMをやりたいという意思、将来のプランニングがしっかりできていればお任せするつもりです。

また案件の内容に関しては研究開発案件では要件から実装方式の検討を行います。

提案案件では、予算の見積も行います。ですので、例えば大規模な会社でマネージメントを任されないでいる方やお客様先にメンバーとして常駐し、くすぶっているエンジニアにとっては、自分のスキルを存分に発揮できる環境があると言えます。