世界と日本をつなぐ架け橋に
- 事業内容をお聞かせください。
小安社長:海外ファッションのeマーケットプレイス“waja”の運営を行っています。商品を海外で仕入れたファッションアイテムに特化しているということ、出品者であるバイヤーの大半が海外在住者であること、商品の在庫や品質の管理から決済や配送などの販売業務全般までを、マーケットの運営者であるwajaが行っていることなどが、大きな特徴です。
- wajaを始めようと思ったきっかけは?
小安社長:私は若い頃から海外を旅するのが好きでした。旅先では新しい出会いや発見がたくさんあり、それがたまらない刺激でした。その出会いや発見は、人や文化、情報、モノと様々でしたが、私はそれらの魅力を日本に伝えたい、世界と日本を繋ぎたいと思うようになりました。でもそのための手段がなかったんです。だったら自分で作ろうというのがwajaを始めようと思ったきっかけでした。
- これまでの道のりは?
小安社長:思いついてすぐに会社を設立しました。その後の1年間、ビジネスモデルの構想を練ったり、バイヤー第1号として商材を探したり、バイヤーを勧誘したりしながら世界中を旅しました。帰国後にサイトを構築・オープンし、バイヤーや購入者からの意見を反映させながら、サービスやサイトの機能、コンテンツをバージョンアップさせてきました。今も理想的なオンラインショッピングの実現に向かって、日々改善を重ねています。
- 理想的なオンラインショッピングとは?
小安社長:発見と安心のあるショッピングです。wajaには世界中からたくさんのバイヤーが参加していて、非常に個性豊かな品揃えになっている上に、独自に開発したマルチナビゲーションにより、自分好みの商品を楽しみながら発見できるユーザビリティを提供しています。そして安心感を得るためには、売り手と買い手の直接売買ではなく、第三者機関による客観的な品質の保証や販売管理などが必要です。wajaが作ろうとしているのが、この「発見」と「安心」を両立させた、新しいオンラインショッピングの世界です。
- 新しい“世界”を作るには難しいこともあるのでは?
小安社長:山ほどあります。バイヤーから預かる様々な商品を、1点ずつ確実に、かつ効率的に管理するオペレーションとそれを支えるシステムは、既存のものがあるわけではなく、自分たちで作っていかなければなりません。また、バイヤーと購入者への認知を広げて行くプロモーションも、ただ商品を集めてそれを売るだけではなく、wajaのコンセプトを伝えながらではないと意味がなくなってしまいます。全てはチャレンジです。
- チャレンジしていく上で求める人材は?
小安社長:人の喜びを自分の喜びと思える人です。バイヤーからは自分の発見を人に伝えることができるという喜び、購入者からは自分の知らなかった素敵なものに出会えるという喜びの声をいただく度に、私たちは大きな喜びを感じています。だからこそ、それを自分たちの活力にして、チャレンジを続けることができるのだと思います。