明日の仕事にきく。読めば俄然やる気になる ビジネスキーパーソンwebインタビュー

有限会社ヨガワークス
代表取締役
綿本哲

●綿本哲(わたもと・さとし)有限会社ヨガワークス代表取締役。1968年大阪府生まれ。幼少時より父からヨガの指導を受ける。東海大学宇宙航空学科卒業後、大手自動車メーカーにて、ロケットの研究開発に従事。93年からヨーガ教室の経営に携わり、各地でヨガの指導を行う。95年経営コンサルティング会社を設立後、03年、欧米スタイルのパワーヨガのマットやブロック等を製造・販売する(有)ヨガワークスを設立。

第53回

世の中に何を残していきたいのか
伝えるツールよりも気持ちが大切

世の中にないモノを創り出すという考え!
突然ですが、社長にとって『ヨガ』とは何だと考えていますか?

綿本社長:ヨガの目的は究極の心身の調和にあると思っています。メンタル調整がヨガの実践なのです。

ポーズによる意識改革や呼吸調整はストレス解消に繋がり、精神が調ってくる事気づきます。つまり、ありのままの自分を感じ、受け入れる事に繋がるんです

ありのままの自分を受け入れるとはどういうことでしょうか。

綿本社長:実はありのままの自分を受け入れる事が最も難しいのです。

今の自分が、想像していた自分像からかけ離れてしまっている現実を受け入れるのは勇気がいる事なんです。その勇気を出す事さえできれば、自らを見つめる事ができ、自分に足りない所や補わなくてはいけない事が見えてきます。そこで初めて必要な具体的行動が分かるんだと思います。

そうかもしれませんね。では、社長は『ヨガ』を通じて何を伝え続けたいのですか?

綿本社長:私たちは業界の開拓者だと自負しています。だからこそ、常に3年くらい先のマーケットを創り出すため、世の中の非常識と戦っているつもりです。つまりそれは、私達の生活の一部になり得る新たな常識を生み出すような価値ある仕事をしているという事。私達が発信するメッセージは伝え方に固執せず、『ヨガ』と出会うことで多くの人に関わり、かけがえのない存在であり続ける事こそがヨガワークスでありたいのです。

大事なことは自分の存在意義を確立すること
社長が考える会社選びのポイントは何でしょうか

綿本社長:私は一緒に働く仲間(チーム)で選びますね。転職をして会社を決めるという事は、人生にとって、とてもリスクのある決断だと思います。同時に決断時の勇気も必要だと思います。

確かにそうですね。しかし、最近では転職後の早期退職者も多いと言われていますよね。

綿本社長:これは大きな問題で、いざ入社してみると「こんな仕事をするはずではなかった」とか「自分が思っていた会社とは違っていた」と言う事を良く耳にしますが、理想どおり、または完璧な会社なんて元々ありませんよ!

そんなスタンスで仕事に向き合っていては、同じことの繰り返しになってしまうと思います。

何かこだわりを1つでも持って行動していかないと、いくら売り手市場と言っても転職することは難しいですよ。

なるほど。例えば、転職者の方にアドバイスをするとしたら、どんなことでしょうか。

綿本社長:それは「誰と何をするか」だと思いますよ。私にも大切な家族はいますが、多くの時間を会社の仲間と過ごしていますから、彼らは本当の家族みたいな存在です。

仕事ですから楽しいことだけでなく、辛い時だってあります。そんな時に一緒に喜んだり、問題が起きた時に自分のことのように真剣に考えてくれる仲間が周りにいることが、とても重要だと思います。

最後にヨガワークスに入社を考えてくれている転職者に一言お願いします

綿本社長:尊敬し合える仲間と『ヨガ』を通して、一緒に世の中に多くのメッセージを残していきましょう!