明日の仕事にきく。読めば俄然やる気になる ビジネスキーパーソンwebインタビュー

株式会社ライフ設計事務所 代表取締役
平山幸雄

●平山幸雄(ひらやま・ゆきお) 1949年生まれ。建築科を卒業せず、設計事務所にて仕事をしながら専門学校に通い技術を身に付け、24歳で独立。目標は『100歳まで健康で陸海空のスポーツが出来ること!』。座右の銘は『人生は一回!!』。休日は、ゴルフにシュノーケリングにパラグライダー、トイレではお経を、お風呂では歌を、いつでもパワー全開。

第52回

商品は“モノ”だけではない
“人間力”も含まれる

研修『夕焼け放送局』
まず独立されたきっかけは何だったのですか?

平山社長:ある程度自信がついて、自分の力を試してみたくなったことと、あとは、大胆にわがままに仕事をしたいなぁと思って独立しましたね。

研修で、『夕焼け放送局』というものがあるとお伺いしたのですが、どういった研修なのですか?

平山社長:研修というか、情操教育として月1回行っているのですが、目的は普段部署単位で分かれているセクションの交流の場を設ける為と、毎月の飲み会でコミュニケーションの場はあるものの、お酒を飲めない人にとって自由に意見を述べる場を設ける為の討論会です。テーマは社員がメールでやりたことを言い合って自主的に決めています。最近だと、アフリカ象の映像を見て討論、なんてのもありましたね。この『夕焼け放送局』自体、社員の声から生まれたんですよ。

今後、新しい研修や事業として新しいことを考えていらっしゃいますか?

平山社長:研修に関しては、社員の声があがれば色々な事をやっていきたいと思っています。あと、会社としては社会に貢献できるようなヒット商品を考えています。それでもう1つ会社創ろうかな…とか。今まではお客様の言うことを着実に誠実にやってきました、でもこれからは、コンサルティングも、お客様の要求をカタチにしていくような提案も私としてはしていきたい。やりたいことはいっぱいあったけど、なかなか余裕がなくて出来ていなかったので。やりたいことをやるのはこれから。人生は1回しかないのだから。案は色々と浮かんでいるんですよ。

人材でなく人財となって欲しい
社員を大切にされている理由と、研修をこれだけ行う理由はなんですか?

平山社長:仕事がいくらあっても人を大切にしないと会社は回っていかないんですよ。この仕事は人との関わりがあるもの、図面がどんなに良く描けたって、人が良くないと現場から「要らない!」って言われてしまうので。

ただ私は社員を大切にすると言っても、優しく…ということではないんですよ。今は昔と違って仕事の精度が高くないとお客様に受け入れてもらえない。人にも会社にもノウハウの蓄積はあるけど、新しい技術も知識も人間力もちゃんと勉強して身に付けていって欲しい、だからこれだけ研修を行います。研修受けたいです!という社員ばかりではもちろんないですが、そこから得るものがあるとみんな言ってくれる。必要であればいくらだって投資する気持ちです。

私の思う人財は、“良い人”ではなくて“人を惹きつける魅力のある人”のこと。そんなパワーのある人と一緒に働きたい。もし会社の7割をこんな人たちが占めていたら、世界中のどんな企業にも負ける訳がない!そういう日が早く来て欲しいなぁ。ワクワクしますね!

読者に何かメッセージをお願いします。

平山社長:『事務所』と社名に入っているけど、決して小さくない。取引先も、扱う建築物もスケールが大きいです。

色んな人に私の会社を体感して欲しい。そしてここでイキイキ働く社員の姿を実際に目で確かめて欲しい。私の自慢の会社を見に来て下さい。企業訪問も受け付けています。待っていますよ。

編集を終えて
“人”の大切さを繰り返し強調されていた平山社長。社員を大切にするからこそ、その先のお客様へのサービスの向上にもつながるのだろう。これからもどんどん新しいことに挑戦していきたいという平山社長の今後に期待したい。