●有馬治彦(ありま・はるひこ)株式会社サイバーミッションズ代表取締役社長 兼 最高経営責任者
目指すは『日本のIT技術を世界に』
- サイバーミッションズの設立背景についてお聞かせ下さい。
有馬社長:もともとスポーツクラブでサービス担当マネージャーとして働いていたんですよ。仕事内容として、フロントでのお客様対応はもちろん、その他にも社内の請求・販売・入退館管理システムや会員1人1人のカルテ的なフィットネスカウンセリングシステム等のシステム管理も行っていました。
そこで感じたのが、様々な生活の中で深く関わっているITの重要性だったんです。
「よし、この分野で勝負しよう!」そう思って、すぐに独立支援制度のある企業に転職。同じ仲間とともにサイバーミッションズを作り、28歳で独立を果たしました。
- どんな会社にしたいと考えていますか?
有馬社長:同じITベンチャーの代表の方々は、もともとはエンジニア畑で開発をバリバリって人が多いじゃないですか。でも自分の場合、サービス業出身で、とにかくお客様に対するホスピタリティー精神を一番に学んできた。先端の技術とともにお客様に対するサービス精神を大事にしていく会社にしていきたいと考えています。
- 売上げも順調に伸びていますね。貴社の強みはどんなところにあるのでしょうか?
有馬社長:会社の企業理念として、「人」「モノ」「金」という考え方があります。「人」は先に述べたように対お客様へのサービス精神を持つこと。「モノ」はIT企業としての最先端の技術と手法の提供です。そして最後に「金」ですが、これは緻密な経営をしていくこと。驕らず、しっかりとしたヴィジョンを持って安定した企業を作ることです。
- 今後の事業戦略についてお教え頂けますでしょうか?
有馬社長:「日本の技術を世界に広めたい」というのがあります。日本のIT技術も素晴らしい発展をしていると思いますが、やはり世界に目を向けると、まだまだこれからだと考えています。
普段我々が目にするIT技術もやはり海外のものが今はスタンダードですよね。いずれは日本が世界に誇れるパッケージソフトを作っていけたらいいなと思います。
- 事業拡大に伴い、優秀な人材の確保も重要になってくると思います。どのような人材を求めていらっしゃいますか。
有馬社長:設立から順調に社員の数も増えています。当面の目標としては100名体制にし、会社の土台を作ることが大事です。特に若手の雇用を強化していきます。20代の若手社員を増やし、自社でしっかりとした教育、研修をすることで優秀なエンジニアをたくさん育てていきたいですね。
現在も積極的にポテンシャルのある若手社員を採用していますが、彼らが数年後、数十年後に会社の中核となっている頃には、更にハイレベルな技術を持ったIT集団になっていると確信しています。
弊社では若手メンバーにも責任のあるポジションを積極的に任せています。まだまだ若い会社だからこそ、たくさんのチャンスを用意したいと考えているのです。とにかく人材が最大の財産だと考えています。弊社HPにもありますが、「社会」「環境」「お客様」「株主様」「社員」「経営者」のみんなが幸せになれる「六方良し」を目指し、更に成長していきたいと思いますね。