明日の仕事にきく。読めば俄然やる気になる ビジネスキーパーソンwebインタビュー

株式会社トレンダーズ
社長
経沢香保子

●経沢香保子(つねざわかほこ)1973年千葉県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、株式会社リクルートに入社。その後、創業間もない楽天株式会社を経て、00年、26歳でトレンダーズ株式会社を設立し、女性起業塾を主宰。女性に特化したマーケティングやPR支援、女性の起業支援「女性起業塾」やキャリアアップ支援サービス「戦略キャリア塾」、転職支援サービス「トレンダーズキャリア」などを提供している。特に女性のキャリア支援は、毎月開催の「トレンダーズサロン」や無料カウンセリングなど行い、ネット上では日本初の女性限定SNS「Only1.be」を運営するなど、向上心溢れる女性の支援に全社をあげて力を入れている。
トレンダーズ(株)Webサイト http://www.trenders.co.jp/
女性起業塾 http://w-e.jp

第23回 後編

社長業は24時間営業

大事なのは自分らしくいられること
最近はお忙しいですか?お休みは取れていますか?

経沢社長: 土日は一応お休みですが、セミナーや講演会などが入ることもあり、丸々休むのは難しいですね。それでも先週末はしっかり休みました。

お休みのときはどのような感じで過ごされていますか?

経沢社長: ジムに行って体を鍛えています。パーソナルトレーナーを付けている本格派です。家族と過ごすことが多いですね。他にはネイルや買い物、食事など。普通だと思います。

仕事と休みはきっちり分けるタイプですか?

経沢社長: いえ、分けていませんね。社長業は24時間営業だと思っています。責任がなくなるのは会社を辞めたときだけ。それまでは土日も関係ありません。

それでは疲れませんか?

経沢社長: 私は無理に仕事とプライベートを分ける必要はないと思っています。大事なのは自分らしくいられることです。

20代前半はがむしゃらに頑張る
なるほど。昔からそんな感じでしたか?

経沢社長: 「20代前半はがむしゃらに頑張る」ことが大切だと思っていました。なので、最初は会社に入社して3年は死ぬほど働きました。そのおかげで仕事に対する体力が身についたと思います。

一方で、仕事はそこそこでプライベートを充実させることが大切、という人もいますよね。

経沢社長: それはそれでいいと思います。人と比べる必要はありません。大切なのは自分がどこを目指すかです。私は、後からでもゆっくりすることはできる。だから若いうちに仕事に打ち込みたいと考えていました。

小さいころはどんなお子さんでしたか?

経沢社長: 自分の納得することしかできない子でした。だから勉強は嫌いでした。教科書を読めば分かることを何でわざわざテストするのか分からなかったので(苦笑)。それでも、受験には必要だし…と一応やってはいましたが。あとはとはとにかく運動ばかりしていました。

目に見えない価値を見出す
最後に読者にメッセージをお願いします。

経沢社長: 若いころは成長幅が大きいです。どうせいつか頑張るなら、20代のうちにスピードのある会社に身を置いてみるのがいいのではないでしょうか。目先の利益ではなく、たとえば50万や100万の年収の違いではなく、自分を成長させることができる会社を選ぶべきだと思います。目に見えない価値を見出すようにしてください。仕事が嫌いという人もいるかもしれませんが、仕事はつきつめると本当に楽しいし、やりがいのあるものです。頑張れば自分も楽しめるし、他の人にも喜んでもらえます。そのことを忘れずに楽しんでみてください。

編集を終えて
質問に対して的確に受け答えをする経沢社長の姿を見ていると、ご自身の言葉のとおり「相手のニーズを読み取る」ことに長けた方だと実感した。また、言葉の端々に自信がみなぎっており、短い期間に成長した会社のトップらしい勢いを感じた。今後、さらに女性の社会進出を実現させるためにも、経沢社長には頑張っていただきたいと思う。