明日の仕事にきく。読めば俄然やる気になる ビジネスキーパーソンwebインタビュー

株式会社エヌツーエスエム
代表取締役社長
真鍋将治

●真鍋将治(まなべ まさはる)1965年生、大阪出身。早稲田大学卒業後、横河ヒューレット・パッカード(現 日本ヒューレット・パッカード )、日本ネットスケープ勤務などを経て、02年にエヌツーエスエムを設立、代表取締役社長に就任し、現在に至る。

第69回 前編

2つの意味をこめた「N2SM」という社名

利益だけでない、お客様、社員全員のための会社に
最初に会社概要をお聞かせください。

真鍋社長:システム開発・構築、インターネット・サービスの企画・開発・販売、その他関連事業、およびコンサルティングを行っています。メンバーには、さまざまなIT・ネットワークの企業の経験があるものがいますので、その豊富なノウハウと人脈を生かし、皆様により快適に最先端の技術をお使い頂き、日本発のサービスを全世界に広げることを目標としています。

社名の由来はなんでしょう?

真鍋社長:エヌツーエスエム(N2SM)は、「Next Networking, Solution & Merchandising」の頭文字をとったものです。これは、将来にわたってお客様に『次世代のネットワーキング、ソリューションおよび新たなビジネススキーム』を構築、提供していくことを目的とし、会社を設立したことから命名しました。

同時に、社内では社訓として「Next Networking, Strategy & Motivation」の頭文字でもあると説いています。これは、お客様および社員が将来に向けた人脈の構築、戦略の立案、士気の向上が顧客満足、企業の利益さらに個人の成長のために必要であるからです。 N2SMは、顧客満足および企業の利益の向上だけでなく、お客様および私を含めた社員達、個人の成長のために尽力していきたいという考えのこめられた社名といえます。

プロジェクトをコントロールできる強み
競合他社に比べての御社の強みはなんだとお考えですか?

真鍋社長:当社の事業は業務委託、受託開発、自社プロダクト、サービスという4本が柱となっています。中でも、業務委託・受託開発では前職のリレーションと志をともにし、集まった優秀なエンジニアたちの実績と信頼により、大手携帯キャリアのシステム構築、大手銀行のポータルシステム構築、外資系大手コンピュータ企業の新規プロジェクトといった、通常この企業規模ではなかなか取り組めない案件にも携わり、先端技術に常に触れることができます。 また、技術チームが要件定義といった上流工程から入ることで、非常に強い主導力を持ってプロジェクトをコントロールできることは大きな特徴の1つです。

なるほど。それは大きな強みですね。

真鍋社長:はい。実は会社設立当初は、サービスの提供のみを計画していました。しかし、当時開発を担当していた会社が倒産してしまい、「営業・技術系のアウトソース・ビジネスを立ち上げよう」と考え、実現し、今に至ります。

周りからはよく、「早く売上100億円を超えることを目指せ」などと言われるのですが、色々と苦い経験もありましたので、まず今は、しっかりとした基盤を作ることを優先しています。技術力に裏打ちされた、そうした堅実さも、信頼を勝ち得ることにつながっていると考えます。

3〜5年後、もしくは10年後の夢、ありますか?
後編では、真鍋社長の求める人材像などをお届けします。