明日の仕事にきく。読めば俄然やる気になる ビジネスキーパーソンwebインタビュー

株式会社エヌツーエスエム
代表取締役社長
真鍋将治

●真鍋将治(まなべ まさはる)1965年生、大阪出身。早稲田大学卒業後、横河ヒューレット・パッカード(現 日本ヒューレット・パッカード )、日本ネットスケープ勤務などを経て、02年にエヌツーエスエムを設立、代表取締役社長に就任し、現在に至る。

第69回 後編

3〜5年後、もしくは10年後の夢、
ありますか?

営業とエンジニアが一体に
今後の事業展開をどのようにお考えですか?

真鍋社長:業務委託のドメインを強化するためにプロパー社員の増員を考えています。それをベースに営業とエンジニアが一体となり、受託開発や自社プロダクト、サービスを強化していくつもりです。 そのための戦略として、メインクライアントの拡充を図ることによりベースビジネスを強化し、将来的にはインキュベーション(独立支援)企業とするため、社内のプロジェクトを、事業部制、さらには独立させる構想も視野に入れて活動しています。

また、通過点として上場も考えています。それには、優秀なエンジニアの存在、加えて、エンジニアと営業が一緒に成長していけるような組織や会社をつくりあげていくことが重要であると言えます。

やはり、社員、人が重要になってくるわけですね。

真鍋社長:私は面接の際、必ず3〜5年後、もしくは10年後の夢を聞きます。それは、将来の目標を持っている人物であって欲しいと考えているためです。夢を持った人物は、キャリアプランや将来像の実現のために、必要なステップを着実にクリアしていくことを考慮している。その積み重ねが個々の成長につながり、ひいては企業にとって大きな力となります。

また、社員には自分の専門分野だけでなく、経営や管理、営業といった専門外のノウハウも習得し、新規ビジネスを立ち上げるような人物に育っていってもらいたいと考えています。そのためには、どんなことでも貪欲に取り組んでいける情熱や好奇心を持っている人物であることを期待しています。

社員個人の成長のために尽力していきたい
社員の成長を支援するために、会社として行っていることはありますか?

真鍋社長:はい、さまざまな教育や研修制度を実施しています。社員が自主的に得意分野を決めながら、テーマを設けて「社内セミナー」もあります。

また、キャリア形成期の社員に対しては、同部門内の先輩社員がメンター(指導者/助言者)として支援する制度や、キャリア発揮期にある社員には、本人の希望や適正を考慮しながら、より高いステージで「マネージャー」や「スペシャリスト」としてキャリアを生かす機会を与えるなど、トータルで支援をしています。

改めて、御社が求めている人材像をお教えください。

真鍋社長:「一緒に小さい会社を成長させよう」と本気で考える心意気のある方に来ていただきたいと思います。

先ほど申し上げたとおり、当社は、顧客満足および企業の利益の向上だけでなく、社員個人の成長のために尽力していきたいと考えています。従いまして「エンジニアとしてのキャリアをステップアップしたい」「自分のアイデアを将来サービスとして構築したい」「プロのエンジニアとして技術をもっと磨きたい」「起業するために必要なマネジメント能力をつけたい」という方々は、ぜひ、エヌツーエスエムを自身の成長のためのキャリアプランの1つとして検討してください。