明日の仕事にきく。読めば俄然やる気になる ビジネスキーパーソンwebインタビュー

アイナレッジ株式会社
代表取締役社長
飯村一樹

●1974年茨城県生まれ。日本大学卒業後、1997年大手プロパティマネジメント会社へ入社。デューデリジェンス会社を経て、2002年(株)アイディーユーに転じ、戦略投資部門東京ヘッドとして活躍。

2006年11月、アイナレッジ(株)設立。不動産証券化専門WEBサイト「デジタルファンド」等を用い、全国の不動産証券化市場の活性化や、不動産の映像化によるプロモーションサービスを展開している。

第46回

アナログな不動産・金融業界へ
ITメディア化で新風を吹き込む

キーワードは2つ。「ファンド組成の効率化」と「地方の活性化」
設立の背景には、飯村様の実体験が強く関わっていると伺いました。

飯村社長:そう、強烈な2つの想いが関係していますね。1つ目は、不動産証券化業務の効率化という課題です。前職のファンドマネージャーの時、膨大な業務量をこなす中で体調を崩し、入院するいう苦い体験をしました。その入院中に自分の業務を振り返っていると、多くの問題点が浮かび上がってきて、このままではいけないと思うようになったのです。

最大の問題は、体力勝負の3K業務であること。世間的にはスマートな仕事と思われていますが、実態は投資家・銀行・建築会社・不動産会社・弁護士等の様々な関係者とのハードな交渉や膨大な書類の処理といったアナログ作業に忙殺され、前向きな頭脳を使う業務はほとんどできない。業務を効率化して良い業務環境の提供が必要と考えました。

「地方」が2つ目のキーワードになるということですが。

飯村社長:これは私自身が茨城県出身で、親族が不動産業を営んでいたことに起因しますね。

大都市圏は不動産証券化によって不動産市場が活性化している反面、地方では証券化ビジネスに必要な情報や知識・技術が圧倒的に不足しています。このままでは地方が取り残されてしまうという危機感がありますし、都市だけではなく地方・地域の活性化をやっていかなくては、という使命感もあります。残念ながら全国には地域再生に成功した街や再開発によって復活したビルなどの良質な情報がたくさん埋もれています。このような情報媒体をメディア等を活用して全国に広めていきたいですね。

世の中に足跡を残したと誇れる仕事を。
飯村社長にとって仕事とは何ですか。

飯村社長:ずばり、生きがいです。もちろん、起業時は1人で始めたのでなかなか帰宅できなかったりと大変な局面はありましたが、大きな問題ではないですね。

例えば外資系金融機関とハードな交渉をするとき、スイッチが切り替わって本気モードで仕事をしている自分はイキイキしていますし、生きている実感があります。

加えて、世の中に価値あるものを提供することは素晴らしいことで、私が生きていたという証になるのではないでしょうか。

3年後のビジョンを教えていただけますか。

飯村社長:社員数は30名前後の少数精鋭体制と考えています。売上規模では20億円程度を見込んでいますが、あくまで売上の大きさを謳うのではなく、利益率で勝負する「筋肉質」な企業でありたいですね。その頃には上場の準備にも入っているのではないでしょうか。まずはデジタルファンド等の革新的なサービスを広め、急展開しているメディア事業で相乗効果を狙っていく予定です。

最後に、どういった人材を求めていらっしゃいますか。

飯村社長:不動産証券化市場は35兆円、不動産全体の市場規模は2000兆円とも言われています。私自身、不動産のみに興味があるわけではなく、ダイナミックな仕事がしたいので不動産業界にいます。新しいビジネスにチャレンジでき、かつパイオニアとしての当社に魅力を感じていただけば嬉しいです。

不動産の専門知識は問わないので、新しいフィールドにチャレンジしたいという方と一緒に会社の歴史を創っていきたいですね。

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