明日の仕事にきく。読めば俄然やる気になる ビジネスキーパーソンwebインタビュー

インタアクト株式会社 代表取締役
下田修

●下田 修(しもだ・おさむ)インタアクト株式会社 代表取締役。兵庫県出身。大手ソフトハウスを経て、1995年インタアクト創業。どんな時にも笑顔を絶やさず、「前向きにひたむきに」が信条。座右の銘は「人間万事塞翁が馬」。

第44回

『社員に愛される会社、それに応える会社』へ

自由度の高い会社
経営理念について教えてください。

下田社長:会社にとって一番の宝は社員のみなさんです。そんな宝である社員一人ひとりに愛される会社として機能し、その頑張りに対して会社として誠実に公平に応え、報いていくこと。これが経営者としての私の信条です。

今後インタアクトをどんな会社にしたいと考えていますか。

下田社長:山あり谷ありでしたが、ここまで成長できたのは、やはり社員みんなが頑張ってくれたからこそ。経営陣である私たちも何とか彼らが働きやすい環境を築こうと努力してきました。ただ、十分に応えられなかった部分もあって、その1つが「キャリアパス」です。今後は彼らが将来像をより具体的に描ける会社にしていきたいと思います。

貴社の強みはどんなところにあるのでしょうか。

下田社長:会社としてのルールはありますが、その中での「自由度が高い」ことでしょうね。弊社では「trac(トラック)」というスウェーデンで開発されたプロジェクト管理ツールの日本語化を実現させましたが、これはある社員の自発的なアイデアと努力から生まれたものです。その他にも評価制度やHP運営等に社員が積極的に関わっています。ですから、経営を担っている私は、会社の成長を促す選択肢をより多く持つための方策を考えることと、技術的支援などによりソフトウェア開発を行う上での環境をより良くすることに専念しているんです。

2009年4月までにエンジニア100名体制へ
売上げ10億円、エンジニア100名体制が目標と伺いましたが。

下田社長:現状、社員数は70名強ですが、今後は若手を中心に採用をすすめ、エンジニア100名体制を実現し、一括で案件を受けられるよう体制を更に強固にしていきます。その為には社員の「数」だけでなく、教育や研修に力を入れ、技術者としての「質」を高めていくことが重要です。

今後はどんな人材を求めていかれますか。

下田社長:欲しい人材のポイントは2つです。「謙虚さ」と「プライド」をもっていて欲しいということ。先に述べたように、今後若手を採用し育て上げていきますが、経験や技術的な過不足を自覚し謙虚な姿勢で教えを乞うことが早い成長につながります。それに高慢さのない謙虚な人は、お客様からも可愛がられ、高い評価を受けるでしょう。また、ただ謙虚なだけでなく、自分の仕事に誇りを持ち、責任を持って仕事ができる、そんな2つのバランスを併せ持った方に来てもらいたいですね。

社内の雰囲気はいかがですが。

下田社長:上司部下、先輩後輩の壁がなく、みな本当に明るい雰囲気で仕事をしています。若い社員が多く、同じ世代同士が切磋琢磨し成長できる環境でもあります。また、仕事外では、フットサルやバスケットボールなどのサークル活動やイベントが盛んで、先日もカラオケ大会を開催しました。オンとオフの両方で楽しく過ごせる仲間がたくさんいます。弊社サイトに採用情報が載っており、通年で採用活動を行っていますので、多くの方とお会いしてIT業界の現況をお話したいですね。