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マクロミル株式会社代表取締役社長 辻本秀幸

マクロミル株式会社代表取締役社長 辻本秀幸 ネットリサーチの裾野を拡大したい
リサーチの必要性、可能性
    前職のリクルートからマクロミルへ移られた経緯は?
辻本社長: マクロミルは創業から5年で東証一部上場、と急速な成長を遂げてきました。ネットリサーチの浸透・拡大が続く市場の中で、競合環境も激化する中、さらなるもう一段高い成長を目指すためには、創業期とは異なる「組織力強化」が必要とされていました。そこで、リクルート時代に大きな組織をまとめて、いくつかの新たな市場に挑戦してきた私の経験が買われ、経営に参加しないかと声をかけてもらったのがきっかけです。
前職で、マクロミルのリサーチを使ったこともあり、その質の高さやコストパフォーマンスの素晴らしさは理解していました。また、ネットリサーチの必要性、可能性はこれから更に大きくなっていくと思っていたので、世の中に必要とされる事業だとも感じました。私自身、リクルートで20年ちかく勤め、今度は自分が会社を率いて事業拡大に挑戦したいと思っていたタイミングだったので、第二創業を受けて立つという思いで、マクロミルに参加しました。
    リサーチの必要性、可能性とは具体的には?
辻本社長: 日本のマーケティングは、欧米に比べて意識が遅れています。マーケティングとはものが売れる仕組みづくり、つまり事業の成功確率を高める仕組みであり、それには科学的な裏づけであるリサーチが欠かせないのです。日本では、長らく一億総中流といわれた時代がありましたが、現在ではよい商品さえ作れば売れるという時代は終わり、消費者のライフスタイルもニーズも多様化しています。変化の激しい市場環境の中で成功するためには、消費者ニーズを的確に捉えたマーケティングの重要性が高まっています。
ネットリサーチの登場で、これまで調査を行ったことのなかった企業でも、手軽なコスト、スピードでリサーチを行うことができるようになりました。今後は、企業におけるリサーチの活用がさらに進み、自社の課題について、リサーチを行い、マーケティング戦略を練る企業が増えていくと思います。
    今後の事業展開は?
辻本社長: ネットリサーチの裾野をより拡大していきたいと思っています。現在市場調査を多く活用しているのは、いわゆる大手の企業や代理店などが多いのですが、今後は中小企業や商店などを経営する個人事業主の方にも活用してもらいたいですね。例えば、ある地方の商店街の活性化のために、ネットリサーチを実施した例もあります。その街に在住する消費者を抽出して、「商店街に行く頻度や、抱いているイメージ」「よく行くお店」「スーパーではなく商店街を利用し続けているお客様は、なぜ利用し続けているのか」などさまざまな質問を行いました。大企業でなくても、消費者の実態や意向を分析し、調査データで把握することで、新たな対策を打ち出すヒントが見出せるのではないでしょうか。こういった形で、できるだけ多くの方に、より身近な感覚で市場調査を活用してもらいたいと思っています。

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