あなたの市場価値を高める ビジネス発想術「自分の市場価値を高めたい!」と思ったことありませんか?まずは正しい考え方を身に付けることから始めましょう。本物のビジネス発想術を知り尽くした“仕事のプロ”が毎週登場し、みなさんにとっておきの秘訣を伝授します!

育てば人財、育たなければただの人材!

彩愛コンサルピア代表 下山明央
経営コンサルタントとして活躍。従業員のモチベーション向上支援やリーダーシップ力強化の向上など、 「コンピテンシー」導入による人材育成コンサルティングを行う。著書に『中堅・中小企業のためのコンピテンー入門』がある。

皆様、こんにちは。コンサルタントの仕事と共に“コンピテンシー” の普及活動をしている下山と申します。

これから5回にわたって、ビジネスマンが市場価値を高める手段の1つである“コンピテンシー”の身に付け方について、 解説していきます。よろしくお願いします。

【 コンピテンシーとは! 】
コンピテンシーとは、心理学上「高業績者の成果達成に見られる行動特性」であると言われております。

つまり、保有している能力ではなく「行動として現れた能力」なのです。 「成果につながる能力」と言い換えることもできます。ここがとても重要です。

【 仕事の「成果物、アウトプットは何か」を考える 】
まずは、あなたが現在担当している仕事の「成果物、アウトプットは何か」と自問して、紙に書き出してみてください。

その上で、人に負けない「成果物、アウトプットを出しているか、あるいは出せるか」と自問し、 同様に紙に書き出してください。自信を持って「出している、あるいは出せる」ということになるでしょうか。

このようにしてコンピテンシーを磨いて行動力を発揮すれば、成果を十分に出すことができるようになるのです。

【 育てば人財、育たなければただの人材 】
多くの会社は、これまで人材育成の施策として、OJT(仕事に則した訓練) やOff JT(仕事を離れての訓練、研修)などを行ってきました。 しかしこれらが「人財化」へどの程度貢献したかといえば、不十分と言わざるを得ません。

成果につながる能力「コンピテンシー」を身に付けて、 行動特性を自己変革すれば、「人材が、付加価値を生む人財になる」ことが可能になるのです。

今回のポイント

コンピテンシーとは「高業績者の行動特性」である。
行動特性を自己変革すれば「人財」になれる。

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人は誰でも能力を保有しています。せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、 成果に結び付けられない人が多いのです。成果に結びつけるためにはコンピテンシーを磨くことが有効です。 その極意を解説します。
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