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負け癖思考

有限会社ロジカル・コミュニケーション 取締役社長 有賀正彦
経営コンサルタント(気づきプロデューサー)として活躍。 コンサルティング、マネジメント監査はすでに800社を超え、 中小企業、FCチェーンの管理職教育、経営改善指導には定評がある。 専門分野は、業務改善、エコアクション21、ロジカルシンキング。

「自分を変える“気づき”ロジカルシンキングのススメ」というメルマガを執筆・発行している気づきプロデューサーの有賀と申します。 4回目の今回は、「負け癖思考」について。

「仕事でミスを連発して怒られっぱなし」「ものごとが上手く運ばない」「恋愛が持続しない」 「お金が一向に貯まらない」など凹む(ヘコむ)ことばかりが続く、「負け続ける人」のことを「負け癖がある人」といいます。 「負け癖」がある人には「ダメ習慣」といえる共通の思考パターンがいくつかあります。

例えば、「負け癖思考」の人には、「大事な仕事の前に酒を飲みすぎて、夜更かしをする」という行動を取る人が多いのです。 この行為は心理学的に「ハンディキャッピング」といい、大事な仕事の前に自分にハンディを負わせ、 失敗したときに「仕方がない」と言い訳をするのです。

しかし、これを続けていくと、「何事も達成できない自分」に嫌気がさして、自信喪失になってしまいます。

これを避けるためには、「大事な用件を終わらせたら遊ぼう」とか「飲んじゃったから仕事ができなかったとは言い訳しないぞ」と、 自分で自分にたがをはめておく必要があるでしょう。

また、「負け癖思考」には、ふとした瞬間に思い出すことが、「嬉しかった記憶より、腹の立った記憶が多い」という人が多いです。 これも同様で、悪い記憶を思い出すと、自然とネガティブ思考になりやすいものです。

この対策として、「1日に起こった嬉しいことを日記にする」という方法があります。 ブログを毎日書いている人ならおわかりかと思いますが、何かテーマを持って書こうすると、 できるだけそのテーマを覚えておこう、メモしておこうと意識するようになります。

つまり日常的にささいな「嬉しいこと」を覚えておこうとするわけです。結果、頭の中の思考が常に「いい感情」で支配され、持続できるわけです。

今回のポイント

大事な仕事ができない言い訳材料となるハンディを負わない。
嬉しかったことを恒常的に思い出して反芻(はんすう)する
思考習慣が、「負け癖思考」防止になる。

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