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「やりがいのある仕事」は自分で作る!

ダイナミックヒューマンキャピタル株式会社 代表取締役 中村文子
外資系企業でのビジネス経験を活かし、「成果を出す」人材育成・組織開発を行う。 専門はトレーナー養成、ビジネスコミュニケーション。

みなさんは仕事にやりがいを感じていますか?「やりがいのある仕事」というのは、 待っていればどこからかやってくるものではありません。自分で作るものです。

【上司の指示】
日ごろ、「目の前のこと、やらなくちゃいけないこと」に追われていて「もっとやりがいのある仕事がしたい」と感じていませんか?

みなさんにとって、「目の前のこと、やらなくちゃいけないこと」の一番は、おそらく、 上司からの指示、ではないでしょうか?

では、どうやって、その「上司からの指示」を「やりがいのある仕事」に変えられるでしょうか。

【ホウレンソウ】
新入社員の時、研修で、「報告、連絡、相談」(1文字ずつ取って、ホウレンソウ)をしましょう、 と教わった方も多いと思います。基本中の基本ですね。そのやり方を少し工夫するのです。

【問題発生!】
仕事の中で、何か問題が発生しました。それを上司に報告します。例えば、顧客からのクレーム。 この内容のクレームはこれで3度目です。上司にどう報告しますか?

「C社から××に関して○○というクレームがきました。先日のA社、B社と同様の内容のクレームです」。 すると、上司はなんと言うでしょうか?

「至急、△△しなさい」。これは問題の報告をし、解決に向けての指示を受けたというコミュニケーションです。

【提案をしよう!】
このクレームの対応に「やりがい」を感じるでしょうか。指示通りに仕事をすればいいということは、 責任も取らなくていいので、楽といえば楽です。でも、どちらかと言うとあまり楽しくなさそうですし、 やりがいには結びつかないでしょう。

では、やりがいのある仕事に変えるにはどうすればいいのでしょうか。 それは、単に問題を報告するのではなく、自分の提案を持っていくことから始まります。

問題を分析し、解決策を考える。そして提案としてまとめて、問題の報告と同時に持っていくのです。 自分の提案にOKがもらえたら、それはあなた自身が作り出した「やりがいのある仕事」です。

問題が発生するまで待つ必要はありません。日々の業務を「こなす」視点ではなく、 常に「何か改善できることはないか?」「もっと効率や成果が向上するチャンスはないか?」という視点を持って、 やりがいのある仕事を作る可能性をいつも探すのです。

やりがいのある仕事は待っていればやってくるものではありません。 異動や転職をしないと手に入らないものでもありません。「自分で作る」ものです。

今回のポイント

やりがいのある仕事は待っていても来ません
環境を変えなくても、今の環境の中で自分で作り出すものです

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