あなたの市場価値を高める ビジネス発想術「自分の市場価値を高めたい!」と思ったことありませんか?まずは正しい考え方を身に付けることから始めましょう。本物のビジネス発想術を知り尽くした“仕事のプロ”が毎週登場し、みなさんにとっておきの秘訣を伝授します!

「できるだけ主義」では成果は出せない。

新・経営システム研究所 代表 藤堂 昌恒
「がんばる個人を応援すること」を使命に、東京・大阪で社会人対象の「ちとえ藤堂塾」を主催するほか、 企業内でパーソナルコンサルタントとして個別指導を行う。

「できるだけ本を読みます」「できるだけ貯金します」「できるだけがんばってみます」 このように意思表示をしてがんばろうとする人はたくさんいます。

確かに、がんばろうとしていることはわかります。しかし、この姿勢は「できるだけ主義」といって、 現実には、本人が思っているほど成果は上がっていません。「今度こそ!」「来月こそ!」と言ってがんばろうとするけれども、 いつも結果が伴わない、という人のパターンです。

実際、成果を上げている人やきちんと結果を残している人は、「週に2冊は本を読みます」 「毎月5万円は貯金します」「ここのところは外さないようにこういう手を打ちます」という表現をします。 これを「目標主義」といいます。

どちらも、がんばる姿勢があることは確かなのですが、その「行動力」に大きな差が生じるのです。

実は、「できるだけ主義」の人は、「がんばります!」という気持ちしか言っていないのです。 そのときは、かなりのことができそうに思っているのですが、結果は、 「やる気はあったんだけれども、何も行動しなかった」ということが多いのです。 気持ちだけでは「必死になれない」のが欠点なのです。

それに比べて、「目標主義」の人は、「どのようにがんばるのか」を明確にしています。 これが「行動力」につながるのです。そして「どれだけがんばるのか」「どこまでがんばるのか」 を自分に言い聞かせることで、達成までの「粘り」を生んでいるのです。

「がんばる」という言葉は、本来、やることが決まってから使う言葉です。 がんばる方向も、がんばる内容も、がんばる量もわからないのに、 「とにかくがんばろう!」だけでは、変化は起こせないのです。

「できるだけ自分の市場価値を高めたい」というだけでは、必死にがんばることはできません。 もう一歩踏み込んで、「具体的に何をして自分の市場価値を高めるのか」を明確にしてみてください。

今回のポイント

結果を残している人は、
「やるべきこと」を明確にしてから、がんばっている。

藤堂氏のメールマガジン
新刊『覚悟力−なぜか結果を出す人の生き方』の著者であり、 個人の『戦略的人生』を応援するパーソナルコンサルタントが講義する仕事の課外授業です。 仕事ができる人が磨き続ける「成果を上げるためのノウハウ」が毎週学べます。
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